ストレリチア
Bird of Paradise / Strelitzia reginae
別名・品種: ストレチア、極楽鳥花、ゴクラクチョウカ、ストレリチア・レギネ、ストレリチア・ニコライ、オーガスタ
鳥が羽を広げたような花で知られる、南国ムードのある観葉植物。硬くしっかりした葉が魅力で、明るい場所を好みます。丈夫ですが花を咲かせるにはコツが要ります。
- カテゴリ
- 観葉植物
- 育てやすさ
- ふつう
- 日当たり
- 一年を通してよく日の当たる明るい場所
- 水やり
- 春〜秋は表土が乾いたらたっぷり、冬は乾かし気味に
- 耐えられる寒さ
- 5℃以上(冬は室内が安心)
- 大きさの目安
- 卓上サイズ〜2m程度
- 原産地
- 南アフリカ
- 出回り時期
- 3〜10月
どんな植物か
ストレリチアは南アフリカ生まれの観葉植物で、鳥が羽を広げたようなオレンジと青の花から「極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)」の名でも呼ばれます。ただ室内で育てていると花を見る機会は多くなく、実際にはツヤのある大ぶりな葉そのものを楽しむ植物として人気があります。細長くしっかりした葉が扇のように立ち上がり、置くだけで空間に南国らしい雰囲気が出ます。
乾燥にも比較的強く、根がしっかりしていて丈夫な部類に入ります。ただし山陰の気候ならではの気をつけどころがいくつかあるので、順に説明します。
置き場所
日光が大好きな植物です。一年を通して、できるだけ明るい窓辺に置いてあげてください。日照が足りないと、葉の茎(葉柄)がひょろひょろと間延びして倒れやすくなり、姿が乱れます。
松江をはじめ山陰は、冬になると曇りや雨の日が続いて日照時間がぐっと短くなります。この時期はどうしても光が不足しがちなので、家の中でいちばん明るい南向きの窓際に移してあげると安心です。それでも足りないと感じるときは、植物用のLEDライトを補助的に使う方法もあります。
夏は直射日光でもよく育ちますが、真夏に急に強い日差しへ動かすと葉焼けを起こすことがあります。屋外に出す場合は少しずつ慣らしてください。
水やり
春から秋の生育期は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えます。葉が大きいぶん水を吸う力も強く、夏場は乾きが早いので土の様子をこまめに見てあげてください。
一方、冬は生長がほぼ止まるので水やりを控えめにします。山陰の冬は室内も湿気がこもりやすく、そこへ水を与えすぎると根が傷みやすくなります。土がしっかり乾いてから、さらに数日おいてから与えるくらいでちょうどよいことが多いです。受け皿に溜まった水はそのままにせず捨ててください。
多湿を嫌う面があるので、梅雨から夏にかけては風通しも意識してあげると調子を崩しにくくなります。
花が咲かない・葉が裂けるとき
ストレリチアで多い相談が「なかなか花が咲かない」というものです。花を咲かせるには、株がある程度大きく成熟していること、そして日光をたっぷり浴びていることが条件になります。室内の光量では何年育てても咲かないこともめずらしくありません。花が咲けばうれしい、くらいの気持ちで、まずは葉姿を楽しむのがおすすめです。
また、葉に自然と切れ込み(裂け目)が入ることがありますが、これは病気ではありません。風を受けたときに葉が破れにくくするための、この植物本来の性質と言われています。大きく育った株ほど見られやすい現象なので、心配しなくて大丈夫です。
下葉が黄色くなって落ちる場合は、水のやりすぎ・日照不足・寒さのいずれかが原因のことが多いです。冬にじわじわ葉を落とすときは、置き場所と水やりを見直してみてください。
種類による違い
流通しているストレリチアには、オレンジの花を咲かせる標準的なレギネ種のほか、大型で葉が大きく白い花をつけるニコライ種(オーガスタの名で出回ることもあります)などがあります。基本の育て方はどれもよく似ていて、明るい場所を好み、冬の寒さと過湿に注意するという点は共通です。ニコライ種のほうが背が高く育ちやすいので、置き場所の広さと相談して選ぶとよいでしょう。
冬越しのポイント
おおむね5℃を下回ると弱りやすくなります。松江の冬は屋内でも冷え込む日があるので、窓ぎわの夜間の冷気には注意してください。窓に近すぎると夜の間に思いのほか温度が下がることがあります。日中は明るい窓辺、夜は少し部屋の内側へ、と動かせると理想的です。生育が止まる時期なので、無理に肥料を与えず、水も控えめにして春を待ちましょう。