スキンダプサス
Silver Pothos / Scindapsus pictus
別名・品種: シルバーポトス、スキンダプサス・ピクタス、エクソチカ、アルギレウス
銀色の斑がちりばめられた葉が上品なつる性植物。ポトスに似た丈夫さで初心者にも扱いやすく、山陰の室内でも育てやすい定番グリーンです。
- カテゴリ
- 観葉植物
- 育てやすさ
- やさしい
- 日当たり
- レースカーテン越しの明るい日陰が理想
- 水やり
- 表土が乾いてからたっぷり。冬は乾かし気味に
- 耐えられる寒さ
- 8℃以上(冬は室内へ)
- 大きさの目安
- 卓上サイズ〜ツルが1m以上に伸びる
- 原産地
- 東南アジア
- 出回り時期
- 通年
気をつけたいこと
サトイモ科のためシュウ酸カルシウムを含みます。ペットや小さなお子さんが葉や茎をかじると口内が刺激されることがあるので、置き場所にご注意ください。
どんな植物か
スキンダプサスは、深いグリーンの葉に銀色の斑(ふ)がちりばめられた、つる性の観葉植物です。「シルバーポトス」の名前で流通していることも多く、見た目も性質もポトスによく似ていますが、実は別属。葉に金属光沢のあるシルバーが乗るのがいちばんの特徴で、光の当たり方でキラッと表情が変わります。
つるを垂らしてハンギングにしても、支柱に這わせて立ち上げても様になる、飾り方の自由度が高い一株です。丈夫で成長もおだやかなので、はじめての観葉植物としても向いています。
置き場所(山陰の家での考え方)
直射日光は苦手です。強い光に当てると葉が焼けて白っぽく傷むので、レースカーテン越しの明るい場所がちょうどいいくらいです。
注意したいのが、山陰の冬です。松江あたりは11月から2月にかけて曇りや雨の日が続き、室内がとにかく暗くなりがちです。この時期は、家の中でいちばん明るい窓辺に近づけてあげてください。光が足りないと、新しく出てくる葉のシルバーの斑がぼんやりして、間延びした徒長ぎみの姿になりやすいです。
ただし窓のすぐそばは夜間かなり冷え込みます。夜だけ少し部屋の内側へ移すか、窓とのあいだにカーテンを一枚はさむだけでも冷え対策になります。
水やり
土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えるのが基本です。受け皿にたまった水はそのつど捨ててください。
山陰は夏も冬も湿度が高いので、乾きは思ったよりゆっくりです。「乾いていないのにあげる」を繰り返すと根が傷みやすいので、指を土に差し込んで湿り具合を確かめてから判断すると失敗が減ります。
冬は生育がほぼ止まるので、水やりの回数もぐっと減らして乾かし気味に管理します。寒い時期の水のやりすぎは根腐れの最大の原因なので、迷ったら「もう少し待つ」くらいでちょうどいいです。空気の乾燥が気になる暖房シーズンは、葉水で葉の表面を湿らせてあげると生き生きします。
つまずきポイント:シルバーの斑がぼやける・葉が小さいまま
スキンダプサスでいちばん相談が多いのが、「買ったときより斑が地味になった」「新しい葉が小さい」というものです。これはたいてい光不足が原因です。
シルバーの斑をきれいに出したいなら、焼けない範囲でできるだけ明るい場所に置くのがコツです。逆に暗い場所に長く置くと、葉と葉の間隔が空いてつるだけ伸び、斑も薄くぼんやりしてきます。
もし徒長してしまったら、思いきってつるを切り戻してください。切った先はコップの水に挿しておくと根が出やすく、増やすのも簡単です。切り戻すことで、株元から新しいしっかりした芽が出てくることが多いです。
また、下葉がパリッと茶色くなるのは乾きすぎや根詰まり、葉先が黒くジュクッとなるのは水のやりすぎのサインであることが多いです。症状を見ながら水やりのペースを調整してみてください。
品種による違い
スキンダプサスにはいくつかタイプがあり、流通名もさまざまです。銀斑が細かく散る「ピクタス」系、大きめの葉にはっきりしたシルバーが乗る「エクソチカ」、全体がシルバーがかった「アルギレウス」などがよく見られます。
葉の大きさや斑の入り方に違いはありますが、育て方はどれもほぼ同じと考えて大丈夫です。明るい日陰、乾いてから水やり、冬は室内で乾かし気味。この基本を押さえておけば、どのタイプでも無理なく付き合えます。
植え替えと肥料
根が回って水はけが悪くなってきたら、春から初夏の暖かい時期に一回り大きな鉢へ植え替えます。1〜2年に一度が目安です。土は市販の観葉植物用の水はけのよいもので十分です。
肥料は生育期の春から秋に、緩効性のものを少なめに置くか、薄めた液肥をときどき与える程度で足ります。寒い時期は生育が止まるので肥料は控えます。おだやかに育つ植物なので、あげすぎないほうがきれいにまとまります。