観葉植物育てやすさ: やさしい

アイビー

English Ivy / Hedera helix

別名・品種: ヘデラ、セイヨウキヅタ、ヘデラ・ヘリックス

つる性でどんどん伸びる、丈夫で育てやすい定番の観葉植物。棚から垂らしたり支柱にはわせたり、飾り方の自由度が高いのが魅力です。多湿と蒸れにだけ気をつければ初心者にも扱いやすい一鉢です。

カテゴリ
観葉植物
育てやすさ
やさしい
日当たり
明るい日陰〜レースカーテン越しの光
水やり
土の表面が乾いたらたっぷり。冬は控えめに
耐えられる寒さ
0℃前後まで耐える品種が多い
大きさの目安
つるが数十cm〜数m(仕立て方で調整)
原産地
ヨーロッパ〜西アジア
出回り時期
通年

気をつけたいこと
樹液や葉で皮膚がかぶれることがあります。ペットや小さなお子さんが葉を口にすると胃腸の不調を起こす場合があるので、置き場所に気をつけてください。

どんな植物か

アイビーは正式にはヘデラと呼ばれる、つる性の観葉植物です。セイヨウキヅタという和名もあります。星形の葉が連なって伸びていく姿がかわいらしく、棚の上から垂らしたり、壁際にはわせたり、支柱に巻きつけて仕立てたりと、飾り方の自由度がとても高いのが人気の理由です。

屋外でもよく見かけるくらい丈夫で、観葉植物のなかでは育てやすい部類に入ります。とはいえ室内で楽しむには、山陰の気候ならではの気をつけどころがいくつかあります。

置き場所

明るい日陰から、レースカーテン越しのやわらかい光が当たる場所が向いています。真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので避けてください。

松江をはじめ山陰では、冬になると曇りや雨の日が続いて日照が一気に減ります。アイビーは暗くても枯れにくい植物ですが、光が足りないと茎ばかりが間のびして葉と葉の間がすかすかになりがちです。冬こそ窓辺の一番明るい場所に寄せてあげると、締まった姿を保ちやすくなります。

寒さには比較的強く、品種によっては0℃前後まで耐えます。ただ室内の暖房が効いた乾燥した空気は苦手なので、暖房の風が直接当たる場所は避けてください。

水やり

土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えるのが基本です。受け皿にたまった水はそのつど捨ててください。ためたままだと根腐れの原因になります。

冬は生長がゆるやかになるので、水やりの回数をぐっと減らします。山陰の冬は室内でも湿度が高く土が乾きにくいので、乾く前に足してしまうと根が傷みやすいです。土の中まで乾いたのを確かめてから与えるくらいでちょうどいいと思います。

乾燥する季節は、たまに葉に霧吹きで水をかける葉水をしてあげると、ハダニ予防にもなります。

夏の蒸れに気をつける

アイビーで一番つまずきやすいのが、夏の高温多湿による蒸れです。山陰の夏はじめじめと蒸し暑い日が続くので、葉が密集していると内側の風通しが悪くなり、下の方の葉が黒ずんで落ちたり、株元が傷んだりすることがあります。

伸びすぎて混み合ってきたら、思いきってつるを切り戻してください。切った先を水に挿しておくと根が出て、増やすこともできます。エアコンや扇風機でゆるやかに空気を動かしてあげるだけでも、蒸れはずいぶん和らぎます。

もうひとつ、乾燥した時期に出やすいのがハダニです。葉の裏に小さな虫がついて、葉がかすれたように白っぽくなったら疑ってください。見つけたら葉水や水洗いで洗い流すと落ち着くことが多いです。

斑入り品種と葉の色について

アイビーには本当にたくさんの品種があります。緑一色のものから、白やクリーム色の斑が入るもの、葉が細かく波打つもの、大きめの葉のものまでさまざまです。育て方はどれもほぼ同じですが、白い斑が多い品種ほど葉緑素が少なく、暗い場所に置くと斑がぼやけて緑に戻ってしまう傾向があります。

きれいな斑を保ちたい品種は、緑葉のものより少し明るい場所を意識してあげるといいと思います。逆に緑葉のタイプは耐陰性が高く、日照の少ない山陰の冬でも比較的元気に過ごしてくれることが多いです。

仕立てと日々の楽しみ

アイビーはとにかくよく伸びるので、伸びた先を摘んで形を整える作業そのものが楽しみになります。上に向かわせたければ支柱やリースの土台に巻きつけ、垂らしたければ高い棚に置くだけ。生育が旺盛な春から秋は、1〜2年に一度ひと回り大きな鉢に植え替えると根詰まりを防げます。

環境によって育ち方は変わるので、うまくいかない時期があっても切り戻しながらつきあってみてください。丈夫な植物なので、多少失敗しても盛り返してくれることが多い、頼もしい一鉢です。

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