花苗育てやすさ: やさしい

ジュズサンゴ

Rougeplant / Rivina humilis

別名・品種: リビナ、ハトベリー、珊瑚珠、数珠珊瑚

白い小花のあとに赤い実が数珠のように連なる、夏から秋が見どころの花苗。半日陰でも育てやすく、こぼれ種でも増える丈夫さが魅力です。

カテゴリ
花苗
育てやすさ
やさしい
日当たり
半日陰〜明るい日陰。夏の直射は避ける
水やり
表土が乾いたらたっぷり。過湿はやや苦手
耐えられる寒さ
5℃以上(霜に当てない・冬は室内へ)
大きさの目安
30〜80cm程度
原産地
熱帯アメリカ
出回り時期
5〜9月

気をつけたいこと
赤い実は観賞用で、口にすると体調を崩すおそれがあるとされます。小さなお子さんやペットが誤って食べないよう置き場所にご注意ください。

ジュズサンゴってどんな植物

夏に白やごく淡いピンクの小花を咲かせ、そのあとに真っ赤な実が房状に連なっていく植物です。その実の並びが数珠のように見えることから「ジュズサンゴ」と呼ばれています。花と実、そして緑色から赤へと熟していく途中の実まで同時に楽しめるので、夏から晩秋まで長く目を楽しませてくれます。

熱帯アメリカ原産で本来は多年草ですが、山陰の冬は越せないことも多く、松江では鉢で室内に取り込むか、一年草のように割り切って楽しむ人も多い植物です。とはいえ丈夫で、こぼれ種から翌年ひょっこり芽が出ることもよくあります。

置き場所

真夏の強い直射日光は葉が傷みやすいので、半日陰〜明るい日陰くらいがちょうどよく育ちます。実は日当たりがあるほど色づきがよくなる傾向がありますが、山陰の夏の西日はかなり強いので、午前中だけ日が当たるような場所や、レースカーテン越しの明るい窓辺がおすすめです。

冬の松江は日照が少なく、屋外では霜や冷え込みで一気に傷んでしまいます。5℃を下回るようなら室内の明るい場所へ移してあげてください。室内でも、暖房の風が直接当たる場所は乾燥しすぎるので避けたほうが無難です。

水やり

乾燥にはある程度耐えますが、生育期の夏はよく水を吸います。土の表面が乾いたらたっぷりと、鉢底から流れ出るくらい与えてください。ただし受け皿に水をためたままにすると根が傷みやすいので、たまった水は捨てるようにします。

山陰の梅雨や秋の長雨で用土がずっと湿ったままだと、根腐れや葉の黄変につながることがあります。雨ざらしの鉢は、水はけのよい土に植えておくと安心です。冬に室内へ入れたあとは生育がゆるやかになるので、水やりの間隔をぐっとあけ、乾かし気味に管理します。

実がうまく色づかない・つかないとき

ジュズサンゴでいちばん多い相談が「花は咲くのに実が赤くならない」「実つきが少ない」というものです。多くの場合、日照不足が原因です。半日陰向きとはいえ、あまりに暗い場所では実の色づきが鈍くなります。少し明るい場所に移すと色がのってくることがあります。

また、肥料の窒素分が多すぎると葉ばかり茂って花や実が少なくなることもあります。春から秋の生育期に緩効性肥料を控えめに与えるくらいがちょうどよく、与えすぎないのがコツです。それでも、環境によっては思うように実がつかない年もあります。翌シーズンに場所を変えて試してみてください。

増やし方とこぼれ種

ジュズサンゴは種でよく増えます。熟した赤い実の中の種をまくと発芽しやすく、こぼれ種から自然に芽生えることもあります。増えすぎると困るという場所では、実を落とす前に摘み取っておくとよいでしょう。挿し木でも増やせるので、切り戻した枝を水はけのよい土に挿しておくと根づくことがあります。

品種・仲間について

流通しているものはおおむね同じ育て方で問題ありません。葉が明るいライムグリーンのものや、実がやや大ぶりに見えるものなど個体差はありますが、いずれも半日陰で育ち、実つきに日照が影響する点は共通しています。斑入りタイプなども出回りますが、基本の管理は変わりません。まずは今手元にある株を、日当たりと水はけを意識して育ててみてください。

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