ピレア
Chinese Money Plant / Pilea peperomioides
別名・品種: ペペロミオイデス、パンケーキプラント、ピレア・ペペロミオイデス、チャイニーズマネープラント
コインのようにまん丸な葉が茎の先にぷっくり並ぶ、愛らしい姿のピレア。パンケーキプラントの愛称で親しまれ、丈夫で増やす楽しみもある育てやすい観葉植物です。
- カテゴリ
- 観葉植物
- 育てやすさ
- やさしい
- 日当たり
- 明るい日陰〜レースカーテン越しの光
- 水やり
- 表土が乾いたらたっぷり。冬は控えめに
- 耐えられる寒さ
- 5℃以上(冬は室内へ)
- 大きさの目安
- 卓上サイズ〜30cm程度
- 原産地
- 中国南西部(雲南省)
- 出回り時期
- 通年
気をつけたいこと
茎や葉を折ると出る樹液で、体質によってはかぶれることがあります。気になる方は作業後に手を洗ってください。
どんな植物か
ピレア・ペペロミオイデスは、コインのようにまん丸で厚みのある葉が特徴の観葉植物です。葉の裏側の中心から柄が伸びていて、その丸い形から「パンケーキプラント」「マネープラント」とも呼ばれます。もとは中国南西部・雲南省の高地に自生する植物で、比較的涼しい環境を好みます。
背は高くならず、卓上に置きやすいサイズ感。すっと伸びた茎の先に葉が集まる姿は独特で、成長すると幹立ちしてちょっと盆栽のような雰囲気になります。丈夫で増やしやすく、初めての観葉植物としても向いています。
置き場所(山陰の家では)
明るい日陰か、レースカーテン越しのやわらかい光が理想です。直射日光に長く当てると葉焼けして色が抜けたり、茶色く傷んだりすることがあります。逆に暗すぎると茎ばかりがひょろっと間延びして、葉と葉の間が空いてきます。
山陰の冬は日照が本当に少ないので、この間延び(徒長)が起きやすい季節です。冬はできるだけ窓辺の明るい場所に寄せてあげてください。それでも光が足りないと感じたら、部屋の中で一番明るい窓を選んであげるだけでも違います。
もうひとつ、ピレアには面白いクセがあります。光の方向に葉が向くので、置きっぱなしにすると片側だけに葉が傾いてしまうんです。姿を整えたいときは、週に一度くらい鉢を少し回してあげると、全体にバランスよく葉がつきやすくなります。
水やり
葉に水分をため込むタイプなので、乾かし気味の管理が合っています。表土がしっかり乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えるのが基本です。常に土が湿った状態が続くと根が傷みやすく、下葉が黄色くなって落ちる原因になります。
山陰の夏は高温多湿で土が乾きにくく、梅雨時などは特に蒸れやすい季節です。受け皿にたまった水はこまめに捨て、風通しを意識してください。冬は成長がゆるやかになるので、水やりの間隔をぐっとあけて構いません。「乾いたかな」と思ってからさらに一日待つくらいでちょうどいいことが多いです。
葉が落ちる・傾く・巻くとき
ピレアで一番よくある相談が「下の葉がぽろぽろ落ちる」というもの。少しずつ古い葉が入れ替わるのは自然なことですが、まとめて落ちるときは水のやりすぎ、根詰まり、急な寒さのどれかが多いです。まずは土の乾き具合と置き場所の温度を見直してみてください。
葉のふちがくるっと内側に巻くときは、乾きすぎか、逆に根が傷んで水を吸えていないサインのことがあります。土を触って乾いていれば水切れ、湿っているのに巻いているなら根の不調を疑うと見分けやすいです。
寒さには意外と弱くはありませんが、5℃を下回ると弱ってくることがあるので、冬は室内に取り込んでおくと安心です。窓ぎわは夜間ぐっと冷えるので、寒い夜は少し部屋の内側へ移すのもおすすめです。
増やす楽しみ
ピレアは株元や茎から子株(ベビー)がにょきにょき出てきます。ある程度育った子株を根元から切り取って土や水に挿しておくと、根が出て新しい株になることが多いです。うまくいかないこともありますが、成功すると小さな鉢がどんどん増えていくので、これがこの植物の一番の楽しみかもしれません。人に分けてあげられるのも魅力です。
品種と入手について
流通しているピレアの多くはこのペペロミオイデスで、丸葉のタイプです。斑入りや葉のふちが波打つタイプが出回ることもありますが、育て方の基本は同じと考えて大丈夫です。斑入りのものは葉緑素が少ない分やや光を欲しがる傾向があるので、置き場所を少し明るめにしてあげるとよいでしょう。
小さめの鉢は一年を通して見かけることが多い植物です。丈夫で増やす楽しみもあるので、育てながら少しずつ自分好みの姿に整えていってください。