観葉植物育てやすさ: やさしい

シュガーバイン

Sugar Vine / Parthenocissus quinquefolia 'Sugar Vine'

別名・品種: シュガーヴァイン、パルテノシッサス、Parthenocissus

5枚の小さな葉が手のひらのように広がる、繊細で愛らしいつる性の観葉植物。垂らして飾ると涼しげで、初心者にも扱いやすい人気者です。

カテゴリ
観葉植物
育てやすさ
やさしい
日当たり
明るい日陰〜レースカーテン越しの光
水やり
表土が乾いたらたっぷり。乾燥に弱め
耐えられる寒さ
0℃前後まで(できれば5℃以上を目安に)
大きさの目安
つるが30cm〜1m以上に伸びる
原産地
園芸品種(ブドウ科ツタの仲間)
出回り時期
3〜6月・9〜11月

シュガーバインってどんな植物

シュガーバインは、5枚の小さな葉が手のひらのように広がる、繊細な見た目のつる性観葉植物です。ブドウ科ツタ(パルテノシッサス)の仲間で、名前のとおり甘く可憐な雰囲気があります。つるが自然に垂れ下がっていくので、ハンギングや棚の上、少し高い場所に置いて枝垂れさせると魅力が引き立ちます。

葉が薄くて涼しげなので、夏の飾りにも向きますが、実はやや暑さに弱い一面もあります。山陰の気候だと、扱いやすい季節と少し気を配りたい季節があるので、順に説明していきますね。

置き場所

直射日光は苦手です。強い光に長く当てると葉が焼けて茶色くなったり、色があせたりします。レースカーテン越しの明るい光や、明るい日陰くらいがちょうどよいと感じます。

松江の冬は日照が少なく曇りの日が続きます。この時期はできるだけ窓辺の明るい場所に寄せてあげてください。日光不足が続くと、つるがひょろっと間延びして葉と葉の間が空き、葉数が少ない貧相な姿になりやすいです。それでもすぐ枯れるわけではないので、春に日が戻れば新しい芽で立て直していけます。

夏は逆に、締め切った室内の窓辺だと高温になりすぎることがあります。レースカーテンで光を和らげつつ、風の通る場所に置くと安心です。

水やり

乾燥にはやや弱い植物です。表土が乾いたらたっぷりと、鉢底から水が流れ出るくらい与えてください。葉が薄いぶん、水切れするとあっという間に葉先が縮れたり、パリパリに乾いてしまうことがあります。一度大きく乾かすと、その葉はなかなか元に戻りません。

とはいえ常に土がびしょびしょなのも根を傷めます。受け皿にたまった水はこまめに捨ててください。冬は生育が緩むので水やりの間隔を空け、土が乾いてから数日おいてあげるくらいで十分です。山陰の冬は室内でも湿気がこもりやすいので、水のやりすぎと過湿には少し注意しておくとよいと思います。

夏の高温多湿でのつまずき

シュガーバインが山陰でいちばんつまずきやすいのが、真夏です。松江の夏は気温も湿度も高く、風が通らない場所だと株が蒸れて弱りやすくなります。急に下葉がぽろぽろ落ちたり、つるの一部が茶色く枯れ込んだりするのは、暑さと蒸れが原因のことが多いです。

対策としては、風通しを確保することがいちばんです。窓を開けて空気を動かす、扇風機やサーキュレーターでやわらかく風を回す、といった工夫が効きます。あまりに暑い日は、少し涼しい部屋へ移してあげてください。夏に多少みすぼらしくなっても、涼しくなると新芽が出て回復してくることが多いので、あきらめずに様子を見てあげてください。

間延び・葉が減ったときの仕立て直し

つるが伸びすぎて先のほうだけ葉がつき、根元がさびしくなってきたら、思いきって切り戻してあげると姿がよみがえります。伸びたつるを半分ほどの長さで切ると、残した部分から脇芽が出て、こんもりした株に育て直せます。切る時期は、生育が活発になる春から初夏が向いています。

切ったつるは、水に挿しておくと発根することが多く、土に植え替えて増やすこともできます。うまくいかないこともありますが、気軽に試せるのがこの植物の楽しいところです。

冬越しと品種のこと

ツタの仲間で比較的寒さには強く、0℃前後まで耐えるとされますが、鉢植えで室内管理する場合は5℃以上を目安に、冷え込む窓際から少し離してあげると安心です。屋外の軒下などで越冬させると葉を落として休むこともありますが、根が生きていれば春に芽吹くことがあります。

シュガーバインとして流通するものは基本的に同じ性質で、育て方に大きな差はありません。斑入りに見えるものや葉の大きさが多少違うものもありますが、いずれも直射日光を避け、乾かしすぎず、夏の蒸れに気をつける、という基本は共通です。まずは無理のない置き場所を見つけて、じっくり付き合ってあげてください。

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