ミリオンバンブー
Lucky Bamboo / Dracaena sanderiana
別名・品種: ドラセナ・サンデリアーナ、開運竹、ラッキーバンブー、サンデリアナ
竹のように見える茎が特徴のドラセナの仲間。名前に「竹」とありますが実は竹ではありません。水栽培でも育ち、丈夫で初心者にも扱いやすい観葉植物です。
- カテゴリ
- 観葉植物
- 育てやすさ
- やさしい
- 日当たり
- 明るい日陰。直射日光は避ける
- 水やり
- 土植えは表土が乾いたら。水栽培は水を切らさず数日で交換
- 耐えられる寒さ
- 10℃以上が安心(冬は室内へ)
- 大きさの目安
- 卓上サイズ〜1m程度
- 原産地
- アフリカ(カメルーンなど)の熱帯地域
- 出回り時期
- 通年
気をつけたいこと
ペットや小さなお子さんが茎葉を口にすると嘔吐などを起こすことがあるため、置き場所に気をつけてください。
竹ではなくドラセナの仲間です
ミリオンバンブーは名前と見た目から竹のように思われがちですが、実際はドラセナ(リュウケツジュ)の仲間です。学名はドラセナ・サンデリアーナ。まっすぐ伸びた節のある茎と、上のほうにつく細長い葉が竹を思わせるので「開運竹」「ラッキーバンブー」とも呼ばれ、縁起物として贈り物にもよく使われます。
茎をらせん状にねじった仕立てや、何本かを束ねたものなど、姿のバリエーションが豊富なのも特徴です。同じドラセナでもマッサンゲアナやコンシンネとは雰囲気がだいぶ違いますが、育て方の基本は共通しています。丈夫で手がかかりにくいので、観葉植物を初めて置く方にも向いています。
置き場所は明るい日陰が基本
直射日光は葉焼けの原因になりやすいので避け、レースのカーテン越しくらいの明るい室内が向いています。もともと熱帯の林床で育つ植物なので、強すぎる光より、やわらかい光を好みます。
山陰の松江では、冬にどうしても日照が足りなくなります。曇りや雨の日が続くと室内はかなり暗くなりますが、この植物は耐陰性があるので、多少暗い場所でもすぐに弱ることは少ないほうです。とはいえまったく光が届かない場所に長く置くと、新しく出る葉が小さくなったり色が薄くなったりすることがあります。日中はなるべく窓辺に近づけてあげてください。
夏の高温多湿はそれほど苦手ではありませんが、蒸れて風がこもると葉が傷みやすくなります。時々窓を開けたり、サーキュレーターで空気を動かすと調子を保ちやすくなります。
水やりは土植えと水栽培で変える
ミリオンバンブーは土植えでも水栽培(ハイドロや水挿し)でも育てられます。
土に植えている場合は、表面の土が乾いたらたっぷり与え、受け皿の水はためないようにします。冬は生育がゆるやかになるので、乾いてから数日おいて控えめにするくらいでちょうどよいことが多いです。松江の冬は室内も湿度が高めなので、水のやりすぎで根が傷むケースのほうが起きやすい印象です。
水栽培の場合は、茎の下のほうが常に水につかるようにし、水は数日に一度取り替えて清潔に保ちます。水が濁ったり、ぬめりが出たら早めに交換してください。夏場は水が傷みやすいので交換の間隔を短めにすると安心です。
葉先が茶色くなる・葉が黄色くなるとき
この植物で相談が多いのが「葉先が茶色くカサカサになる」というものです。原因はいくつか考えられますが、水道水に含まれる塩素やフッ素に敏感なことが一因といわれます。気になる場合は、一日汲み置きした水を使うと落ち着くことがあります。空気の乾燥や根詰まりでも葉先は傷みやすくなります。
下のほうの葉が黄色くなって落ちるのは、水のやりすぎ・光不足・肥料過多などが重なって起きることが多いです。冬に一気に黄変が進むときは、寒さや根の傷みも疑ってみてください。傷んだ葉は元に戻らないので、見苦しければ付け根から取り除いてかまいません。
茎の一部が黄色く柔らかくなってきた場合は、そこから傷みが広がることがあります。健全な部分の少し上で切り、水に挿しておくと再び発根して仕立て直せることもあります。必ず成功するわけではありませんが、試す価値はあります。
品種・仕立ての違いについて
ミリオンバンブーは品種というより「仕立て方」で表情が変わります。まっすぐ伸ばしたストレートタイプ、茎をぐるぐる巻いたスパイラルタイプ、複数本を束ねたものなどがあります。葉に白い斑が入るタイプもあり、これらはいずれもドラセナ・サンデリアーナで、育て方はほぼ同じと考えて大丈夫です。斑入りのものは光が足りないと斑がぼやけることがあるので、明るめの場所に置くと色が出やすくなります。
冬越しのポイント
寒さにはあまり強くないので、10℃を下回るようなら室内の暖かい場所へ移します。松江の冬は窓際が思いのほか冷え込むので、夜間は窓から少し離すか、カーテンの内側に入れてあげると安心です。エアコンの温風が直接当たると乾燥で葉先が傷みやすいので、風の通り道は避けてください。冬は水も肥料も控えめにして、春に暖かくなってから徐々に元のペースに戻していくと、無理なく育てられます。