デュランタ
Duranta / Golden Dewdrop / Duranta erecta
別名・品種: タイワンレンギョウ、宝塚、ライム、タカラヅカ、デュランタ・レペンス
夏から秋に紫や白の房状の花を長く咲かせる花木。「宝塚」や斑入りの「ライム」など品種も豊富で、鉢でも地植えでも楽しめます。山陰では冬越しに少し工夫がいります。
- カテゴリ
- 庭木・花木
- 育てやすさ
- ふつう
- 日当たり
- 日なた〜半日陰。よく日に当てると花付きが良い
- 水やり
- 鉢は表土が乾いたらたっぷり。夏は乾きやすいので朝夕チェック
- 耐えられる寒さ
- 0℃前後まで(山陰では鉢上げ・防寒が安心)
- 大きさの目安
- 鉢仕立てで0.5〜1.5m、地植えで2m前後
- 原産地
- 中南米(メキシコ〜ブラジル)
- 出回り時期
- 4〜10月
気をつけたいこと
果実に毒性があるとされ、小さなお子さんやペットが口にしないよう注意。枝に細かなとげが出ることがあるので剪定時は手袋を。
どんな植物か
デュランタは中南米生まれの花木で、夏から秋にかけて藤色や白の小花を房のように垂らして咲かせます。花が咲き進むと黄色い実をつけることから、英名では「ゴールデン・デュードロップ(金色の露)」とも呼ばれます。和名のタイワンレンギョウは、この実の様子と枝ぶりから来た呼び名です。
生育期はぐんぐん枝を伸ばし、鉢でも地植えでも育てられます。花期が長く、うまく管理すると初夏から霜が降りる頃までぽつぽつと咲き続けてくれるのが魅力です。
置き場所
日光が大好きな植物です。よく日に当てるほど花付きが良くなるので、基本は日なたに置いてください。半日陰でも枯れはしませんが、花数はどうしても減りやすくなります。
山陰の冬は日照が乏しく、じめっとした曇りの日が続きます。デュランタは寒さにあまり強くなく、0℃前後で葉を落とし、それより冷えると枝が傷むことがあります。松江あたりでは、鉢植えなら冬は軒下や室内の明るい窓辺に取り込むのが安心です。地植えにする場合は、株元に腐葉土やバークを厚めに敷いて防寒し、それでも寒波の年には地上部が枯れることがある、と思っておくとよいです。春に根が生きていれば芽吹き直すこともあります。
水やりと肥料
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと。夏は生育も蒸散も盛んで、日中に一気に乾くことがあります。朝あげても夕方にはカラカラ、ということもあるので、暑い時期は朝夕チェックしてください。
一方で、山陰の梅雨や秋の長雨のように多湿が続くと、根が常に湿って傷みやすくなります。受け皿に水をためっぱなしにしない、鉢底の水はけを確保する、といった点に気をつけてください。冬に室内へ取り込んだときは生育が鈍るので、水やりはぐっと控えめにします。
肥料は生育期の春〜秋に緩効性肥料か液肥を定期的に。花をたくさん咲かせるぶん、栄養を欲しがる植物です。
花が咲かない・枝ばかり伸びるとき
デュランタでいちばん多い相談が「葉は茂るのに花が咲かない」というものです。原因はだいたい二つで、日照不足と、剪定のタイミングです。
デュランタはその年に伸びた新しい枝の先に花を咲かせます。強く切り戻すと花芽ごと落とすので、花を見たい時期の直前にばっさり切ると咲かなくなります。逆に、伸びっぱなしにすると枝ばかり暴れて花がまばらになりがちです。花が一段落したら軽く切り戻して枝数を増やす、という付き合い方がちょうどよいです。日陰気味の場所で枝ばかり間延びしている場合は、まず日当たりを見直してみてください。
品種による違い
流通名で見かける「宝塚(タカラヅカ)」は、青紫の花びらに白い縁取りが入る定番タイプで、花色のコントラストがきれいです。「ライム」はライトグリーンの明るい葉色が特徴の品種で、花より葉の色を楽しむ使い方にも向きます。ほかに白花のタイプもあります。
育て方はどの品種もおおむね共通で、日当たり・水はけ・冬の防寒の考え方は変わりません。斑入りや葉色系の品種は花付きが控えめだったり、寒さにやや敏感なこともあるので、山陰で屋外越冬を狙うなら花色系のほうが無難、くらいに考えておくとよいでしょう。
剪定と仕立て
生育旺盛なので、放っておくと枝が四方に暴れます。花後や春の芽吹き前に軽く形を整えると、こんもりとまとまります。細い枝に小さなとげが出ることがあるので、剪定するときは手袋があると安心です。切った枝は挿し木でも増やせるので、余裕があれば試してみてください。実には毒性があるとされるので、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、こぼれた実を口にしないよう気をつけてあげてください。