コプロスマ
Coprosma / Coprosma repens
別名・品種: コプロズマ、レペンス、マーブルクイーン、パシフィックサンセット、チョコレートソルジャー
光沢のある葉が宝石のように輝く常緑低木。赤・オレンジ・斑入りとカラーバリエーションが豊富で、寄せ植えのアクセントにも人気。ただし山陰の冬越しには少し工夫が要ります。
- カテゴリ
- 庭木・花木
- 育てやすさ
- ふつう
- 日当たり
- 日なた〜半日陰。葉色を出すには日光がほしい
- 水やり
- 表土が乾いたらたっぷり。過湿は苦手
- 耐えられる寒さ
- 目安として0℃前後まで。品種差あり、寒地は鉢管理が安心
- 大きさの目安
- 鉢物で30cm〜庭植えで1m前後
- 原産地
- ニュージーランド、オーストラリアなど
- 出回り時期
- 3〜6月・9〜11月
コプロスマってどんな植物
コプロスマはニュージーランドやオーストラリア原産の常緑低木です。なんといっても魅力は葉のツヤ。表面がテカテカと光沢を帯びていて、日が当たると宝石やキャンディのように輝きます。「鏡草」と呼ばれることもあるほどです。
品種によって葉色が本当に多彩で、赤やチョコレート色、黄斑入り、季節によって色が変わるものまであります。カラーリーフとして寄せ植えのアクセントに使われることが多く、単体でもシンボルツリーのような雰囲気を出してくれます。
寒さにやや弱い一面があるので、山陰で育てるなら「基本は鉢で、寒波のときは動かせる」という前提で考えておくと安心です。
置き場所
葉色をきれいに出すには日光が欠かせません。日当たりのよい場所に置くと、赤系は赤が濃く、斑入りはコントラストがはっきりします。逆に日陰に長く置くと色がぼやけて緑がかり、間延びして枝がひょろっと伸びやすくなります。
松江のように冬の日照が少ない地域では、この「日照不足で色が抜ける」現象が起きやすいのが正直なところです。冬の間はできるだけ明るい南向きの窓辺やベランダに寄せてあげてください。屋外に置く場合も、建物の陰にならない場所を選びます。
夏の高温多湿はコプロスマがやや苦手とする環境です。真夏は葉焼けよりも蒸れのほうが問題になりやすいので、風通しのよい場所に置いて、鉢と鉢の間隔をあけてください。
水やり
乾燥にはわりと強く、逆に過湿を嫌います。鉢土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えるのが基本のリズムです。受け皿に溜まった水はそのままにせず捨ててください。
山陰の冬は空気が湿っていて、鉢の乾きが遅くなります。冬場に夏と同じ感覚で水をやると根が常に湿ったままになり、根腐れや下葉の黄変につながることがあります。冬は「乾いてから、さらに一日待つ」くらいのつもりで控えめにするとうまくいきやすいです。
梅雨から夏にかけての長雨も要注意。屋外の鉢は雨があたり続けない軒下などに移すと安心です。
冬越しと山陰での注意
コプロスマの耐寒性は品種によって差があり、目安として0℃前後までとされることが多いです。ただしこれは環境次第で、霜や北風、鉢の凍結が重なると傷むことがあります。松江の冬は氷点下に下がる日や雪の日もあるので、地植えよりは鉢で管理し、強い寒波のときは玄関内や軒下に取り込めるようにしておくのがおすすめです。
寒さにあたると葉が赤黒く色づくものもあり、これは必ずしも傷みではなく、その品種本来の冬の色という場合もあります。とはいえ葉がしなびてパリパリに乾いてきたら寒害のサインなので、そのときは暖かい場所へ移してください。
色が抜ける・徒長するときは
コプロスマで一番多いつまずきが「せっかくの葉色がくすんできた」「枝がひょろひょろ伸びて形が崩れた」というものです。原因のほとんどは日照不足です。冬の室内奥や、日陰に置きっぱなしにしていると起こりやすくなります。
対処はシンプルで、まずできるだけ日に当てること。そのうえで、伸びすぎた枝は春から初夏にかけて切り戻すと、内側から新しい芽が出て姿が引き締まります。刈り込みにも比較的強いので、丸く整えたり生垣風に仕立てたりもできます。切り戻した枝先は挿し木にも使えます。
ただし真夏や真冬の強い剪定は株を弱らせることがあるので、大きく切るのは生育期に回すのが無難です。
品種による違い
コプロスマには葉色のバリエーションがたくさんあります。赤やオレンジに色づくもの、チョコレート色の落ち着いた葉、白や黄色の斑が入る明るいものなど。育て方はどれもほぼ共通で、日当たりを好み過湿を嫌う点は変わりません。
違いが出やすいのは耐寒性と葉色の出方です。斑入り系はやや寒さに神経質な傾向があるといわれ、色の濃い品種は特に日光が必要です。手元の株の名前がわかるなら、その品種の耐寒温度を一度調べておくと冬の判断がしやすくなります。名前がわからなくても、基本は「日に当てて、冬は乾かし気味に、寒波は避ける」で対応できます。