ドラセナ・コンシンネ
Madagascar Dragon Tree / Dracaena marginata
別名・品種: コンシンネ、レインボー、ホワイボリー、ドラセナ・マルギナータ
細く尖った葉が放射状に広がる、すらっとした樹形が人気の観葉植物。丈夫で乾燥にも比較的強く、初めての一鉢にもおすすめ。レインボーやホワイボリーなど葉色の違う品種があります。
- カテゴリ
- 観葉植物
- 育てやすさ
- やさしい
- 日当たり
- 明るい室内〜レースカーテン越しの光
- 水やり
- 土の表面が乾いてから。冬は控えめに
- 耐えられる寒さ
- 10℃以上(冬は室内へ)
- 大きさの目安
- 卓上サイズ〜1.5m程度
- 原産地
- マダガスカル
- 出回り時期
- 通年
気をつけたいこと
樹液で人によっては肌がかぶれることがあります。犬や猫が葉をかじると嘔吐など体調を崩すことがあるので、ペットのいるお宅では置き場所に注意してください。
どんな植物か
ドラセナ・コンシンネは、細く尖った葉が幹の先で放射状に広がる、すっきりとした樹形が魅力の観葉植物です。学名はDracaena marginata。マダガスカル原産で、丈夫で乗り替えもしやすく、観葉植物を初めて置く方にもすすめやすい種類です。
幹はゆっくり伸びて自然に曲がり、年月をかけて味のある形になっていきます。買ったときは小さくても、育てるほどに樹形が育っていく楽しみがあります。
品種による違い
流通しているものにはいくつか葉色の違う品種があります。ざっくり見分けの目安として紹介します。
- コンシンネ(基本種): 緑地に葉の縁が赤紫。落ち着いた色合いです。
- レインボー: 赤・ピンク・緑が混ざる華やかな葉色。日光が少ないと色がぼやけやすい傾向があります。
- ホワイボリー: 白〜クリーム色の斑が入る明るい印象。斑入りは緑葉より少しデリケートな面があります。
ただし育て方はどれもほぼ共通で、大きく変わるものではありません。斑や赤みの強い品種は色をきれいに出すのに光がやや多めに要る、くらいの違いと考えてもらえれば十分です。
置き場所(山陰の気候で)
明るい室内が基本です。レースカーテン越しの窓辺くらいの光がちょうどよく、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので避けてください。
松江をはじめ山陰は冬の日照がとにかく少ない土地です。曇りや雨の日が続くと室内はかなり暗くなるので、冬場はできるだけ窓に近い明るい場所へ寄せてあげてください。特にレインボーのように色を楽しむ品種は、光が足りないと葉色が淡くなりがちです。
耐寒性はそれほど高くなく、目安として10℃を下回ると弱ってきます。冬は必ず室内で管理してください。窓際は夜間かなり冷え込むので、寒い夜は少し部屋の内側へ移すと安心です。
水やり
乾燥には比較的強い植物です。土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えるのが基本。受け皿にたまった水は捨ててください。
山陰の冬は室内でも湿度が高く、加えて日照が少ないため土がなかなか乾きません。冬は生育がゆるやかになるので水やりの回数をぐっと減らし、土がしっかり乾いてから与えるくらいで十分です。この時期に水をやりすぎると根腐れにつながりやすいので、迷ったら控えめにするほうが失敗しにくいです。
夏の高温多湿の時期は生育期なので水を欲しがりますが、それでも「乾いてから」を守ってください。梅雨どきは風通しの悪い場所だと蒸れやすいので、たまに窓を開けて空気を動かしてやると調子を保ちやすくなります。
つまずきやすいポイント
下葉が黄色くなって落ちる
コンシンネでいちばんよく聞く相談です。古い下葉が少しずつ枯れて落ちるのはある程度自然なことで、その分だけ幹の上に葉が集まって、あのすらっとした姿になっていきます。ただし葉が一気に大量に落ちる場合は、水のやりすぎによる根腐れ、逆に極端な乾燥、寒さや急な環境の変化などが疑われます。特に冬の水のやりすぎは要注意です。
葉先が茶色く枯れる
空気の乾燥、水切れ、根詰まりなどで起こりやすい症状です。エアコンの風が直接当たる場所も葉先が傷みやすいので置き場所を見直してください。枯れた葉先はハサミで整えても構いません。
幹だけ伸びてひょろっとする(徒長)
光が足りないと、幹だけ細長く伸びて葉と葉の間隔が広がってしまうことがあります。山陰の冬は特になりやすいので、できるだけ明るい場所に置くことが対策になります。伸びすぎた場合は暖かい時期に幹を切り戻すと、切り口の下から新しい芽が出て、こんもり仕立て直せることもあります。
植え替えと仕立て直し
根が育って鉢の中がいっぱいになったら、5〜9月の暖かい時期に一回り大きな鉢へ植え替えます。2年に1回くらいが目安です。
背が高くなりすぎたときは、暖かい時期に思い切って切り戻すと形を整えられます。切った幹は挿し木にもできますが、うまくいくかは環境しだいなので、気長に試してみてください。切ったときに出る樹液で肌がかぶれる人もいるので、気になる方は手袋を使うと安心です。