観葉植物育てやすさ: ふつう

コーヒーノキ

Coffee Plant / Coffea arabica

別名・品種: コーヒーの木、アラビカ、コーヒーツリー

つやのある濃い緑の葉が涼しげな、飲み物でおなじみのコーヒーの木。育てば白い花と赤い実も楽しめます。寒さと乾燥に少し気をつければ室内で長く付き合える観葉植物です。

カテゴリ
観葉植物
育てやすさ
ふつう
日当たり
明るい室内〜レースカーテン越しの光
水やり
表土が乾いたらたっぷり。乾かしすぎに弱い
耐えられる寒さ
10℃以上(冬は室内へ)
大きさの目安
卓上サイズ〜1.5m程度
原産地
エチオピア(熱帯アフリカ)
出回り時期
3〜10月

気をつけたいこと
果実の種子(コーヒー豆)にはカフェインが含まれます。ペットや小さなお子さんが口にしないようご注意ください。

どんな植物か

コーヒーノキは、あの飲み物の原料になる木そのものです。流通しているものの多くは「アラビカ種(Coffea arabica)」で、波打つようなつやのある濃い緑の葉が魅力。園芸店で見かける小さな苗も、うまく育てば数年で白い花を咲かせ、緑から赤へと色づく実をつけることがあります。ただし室内管理だと開花や結実までいかないことも多く、まずは葉姿を楽しむ観葉植物として気楽に付き合うのがおすすめです。

生長すると1.5mほどの木立ちになりますが、成長はゆっくりめ。1鉢に数本まとめて植えられていることも多く、こんもりとした株姿で流通しています。

置き場所

明るい場所を好みます。強い直射日光は葉焼けの原因になるので、レースカーテン越しのやわらかい光が当たる窓辺が安心です。

山陰の冬は日照が少なく、曇りや雨の日が続きます。コーヒーノキは光不足だと葉の色が薄くなったり、間延びしたりしやすいので、冬こそできるだけ明るい窓辺に寄せてあげてください。それでも光が足りないと感じるときは、植物用のライトで補うのもひとつの手です。

寒さには比較的弱く、目安として10℃を下回ると弱りやすくなります。松江の冬は屋外はもちろん、朝晩に冷え込む窓辺も危険です。夜間は窓から少し離す、カーテンの内側に入れるなどで冷気を避けてください。

水やり

土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷりと。コーヒーノキは乾燥にやや弱く、水切れすると葉先が茶色く枯れたり、葉が垂れたりします。かといって常に土がびしょ濡れだと根が傷むので、「乾いたらたっぷり」のメリハリが基本です。

山陰の夏は高温多湿で、鉢の中が蒸れやすい季節。受け皿に水を溜めっぱなしにしないこと、風通しを意識することが根腐れ予防になります。逆に冬は生長が緩やかになるので、水やりの回数は控えめに。土が乾いてから数日おいてもいいくらいのペースに落とします。エアコンで乾燥する室内では、葉水(霧吹きで葉に水をかける)をしてあげると葉の状態が保ちやすいです。

葉先が枯れる・葉が落ちるとき

コーヒーノキで一番多い相談が「葉先が茶色くなる」「下の葉から落ちる」というものです。原因はだいたい、水切れ・空気の乾燥・寒さのどれかに絞られます。

葉先だけがパリッと茶色くなるなら、水切れか空気の乾燥が疑わしいです。冬の暖房で室内がカラカラになっていないか見直し、葉水を足してみてください。株全体の葉がまとめてパラパラ落ちるときは、冷え込みや急な温度変化が原因のことが多いです。窓辺の夜の寒さ、暖房の風が直接当たっていないかを確認しましょう。

どう手を打っても回復しないこともありますが、生長点(枝先の芽)が生きていれば、暖かくなってから新しい葉を出してくれることも多いので、あきらめず様子を見てあげてください。

花と実を待つ

コーヒーノキは、ある程度の株の充実と光・温度がそろうと、白いジャスミンのような香りの花を咲かせ、その後に緑の実をつけます。実は熟すと赤くなり、この赤い実の中の種子が「コーヒー豆」です。

ただ、室内管理では光や温度が足りず、なかなか咲かないのが正直なところ。花が咲かなくても植物として不調というわけではないので、「咲いたらラッキー」くらいの気持ちで構えるのが気楽です。実がついた場合、種子にはカフェインが含まれるので、ペットや小さなお子さんが口に入れないようご注意ください。

植え替えと仕立て

根詰まりすると生育が鈍り、水はけも悪くなります。2年に1度ほど、5〜9月の暖かい時期にひと回り大きな鉢へ植え替えると元気を保ちやすいです。伸びすぎた枝は同じ時期に切り戻して形を整えられます。

寒い時期の植え替えや剪定は株に負担がかかりやすいので、暖かくなってからにしましょう。

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