贈りもの

入学祝いに何あげる?小学生に外さない実用品の選び方

甥っ子や姪っ子、友人の子どもの小学校入学。おめでとうの気持ちはあるのに、「何をあげればいいのか」で手が止まる人は多いです。出産や入園のときは親が使うものを選べばよかったのに、小学生になると事情が変わります。この記事では、「本人が使う年齢」という視点から、好みが出始めた子にも外しにくい実用品の選び方と、渡す当日に慌てないための段取りまでをお話しします。

出産・入園祝いと決定的に違うのは「本人が使う」こと

小学校の入学祝いがむずかしいのは、贈った相手が「自分で使う年齢」に入っているからです。出産祝いや入園祝いは、実際に使い、管理するのは親でした。だから親目線で「もらって困らないか」を考えれば、ある程度外しませんでした。

ところが小学生は違います。自分でランドセルを開け、自分で筆箱を使い、自分で好き嫌いを言います。おおよそ6歳前後から、色や柄、キャラクターへのこだわりがはっきり出はじめる子が増えてきます。ここで「親が喜びそうなもの」だけを基準にすると、当の本人が使ってくれない、ということが起こります。

つまり、入学祝いは「親の使い勝手」と「本人の好み」の両方に目配りが要る、少しだけ難易度の高い贈りものなのです。まずはこの前提を押さえておくと、選ぶ軸がぶれにくくなります。

「本人の好み」が読めないなら、実用品で外しを減らす

好みが出はじめる年齢とはいえ、他人の子の「今ハマっているもの」を正確に当てるのは至難の業です。流行は移り変わりが早く、贈るころには興味が別のものに移っていることもよくあります。ですから、好みを当てにいくより、「毎日使うから外れにくいもの」に寄せるのが堅実です。

判断の基準はシンプルで、次の三つに当てはまるほど外しにくくなります。

  • 学校生活でよく使う場面がある
  • いくつあっても困らない、消耗する
  • 極端に好みが割れないデザインを選べる

たとえば、給食で使うランチ用の布もの、体育や下校で使うハンカチやタオル、水筒に付けられる小物などは、使う場面が決まっているぶん外れにくい部類です。逆に、キャラクターものや流行の色柄は、当たれば大喜びされますが、外すと一気に使われなくなります。相手の好みに自信がないなら、無地や落ち着いた色に寄せておくと無難です。

「親の手間」も一緒に見ておくと、もっと外さない

本人が使うとはいえ、洗ったり名前を書いたり管理するのは親です。ここを見落とすと、本人は喜んでも親が地味に困る、ということがあります。贈る前に、次の点をちょっと想像してみてください。

まず、名前が書きやすいか。学用品は基本的に記名が要ります。名前スペースがある、あるいは書き込みやすい素材だと親は助かります。次に、洗いやすく乾きやすいか。給食まわりの布ものは毎日のように洗うので、乾きの早い素材だと回転が楽です。最後に、すでに持っていそうかどうか。ランドセルや机など大物は祖父母が用意していることが多いので、友人や親戚の立場なら「小物で数がいるもの」に寄せたほうが被りにくいです。

うまくいかないケースも正直にお伝えしておくと、よかれと思って選んだ「ちょっといい文房具」が、学校の指定と合わずに使えなかった、という話はときどきあります。シンプルな鉛筆や消しゴムの指定がある学校もあるので、文房具そのものを贈るなら、家でも使える汎用的なものにしておくと安全です。

金額と関係性のバランスで、重すぎないものを選ぶ

入学祝いは、間柄によって適切な重さが変わります。親戚なら少しあらたまった品でも自然ですが、友人の子であれば、あまり高価なものは相手に気をつかわせてしまいます。

迷ったときの目安は、「相手が気軽に受け取れて、それでいて安っぽく見えない」ラインです。実用品なら、いくつあっても困らないタオルやハンカチのセット、日々の身支度に使える小物などは、金額を抑えても見劣りしにくく、贈られた側も気負わずに受け取れます。

反対に、大きすぎるもの・場所を取るものは、本人が使う年齢だからこそ「自分の好みと違った」ときに置き場所に困らせてしまいます。かさばらず、日常に溶け込むものを選ぶと、関係性を問わず外しにくくなります。

渡す日から逆算して、その場で包める段取りを整える

入学祝いは、渡すタイミングが意外と限られます。入学式の前後や、久しぶりに会うその日に手渡す、というケースが多いはずです。だからこそ、当日慌てないための段取りを先に考えておくと安心です。

ポイントは、「いつ・どこで・どう渡すか」を先に思い浮かべること。玄関先でさっと手渡すのか、食事をしながら渡すのかで、手提げ袋の有無やのしの要否が変わります。あらたまった親戚づきあいなら「御入学祝」ののしを付けると収まりがよく、友人の子ならもう少しカジュアルなラッピングで十分です。子どもが自分で開ける様子を想像して、リボンやシールなど「開ける楽しさ」を少し足すのもこの年齢には喜ばれます。

実物を見ながら選べる店だと、色柄が本人の好みから大きく外れていないか、素材が扱いやすいかをその場で確かめられます。名前の書きやすさや乾きやすさといった、写真では分かりにくい点も手に取れば判断できます。私たちdecolleでも、贈りものの相談やラッピングをその場でお受けしていますので、渡し方まで含めて迷ったら、実物を前に一緒に考えていければと思います(ギフトの取扱い)。

好みが出はじめた小学生への贈りものは、当てにいくより外さないほうがずっとうまくいきます。本人が使う場面を思い浮かべ、親の手間まで少し想像して、渡す日の段取りまで整える。この順番で選べば、大きく外すことはまずありません。

関連記事