贈りもの

結婚祝いで友人に。センスいいと言われる「被らない」選び方

親しい友人の結婚祝い。せっかくなら「センスいいね」と言ってもらいたいのに、いざ選ぼうとすると「これ、もう持ってそうだな」「他の友だちと被らないかな」と手が止まる。そんな経験はありませんか。この記事では、贈りものが被る一番の原因である「相手の家にすでにありそうか」を判断軸にして、友人だからこそできる外さない選び方をお伝えします。

被る一番の原因は「みんなが同じ発想をする」こと

結婚祝いが被るのは、あなたのセンスの問題ではありません。多くの人が「結婚祝い 定番」で思い浮かべるものが、だいたい同じだからです。ペアの食器、タオルセット、キッチン家電、ブランドのグラス。これらは間違いではないのですが、複数の友人から届きやすく、しかも新生活の準備で本人たちが自分で買っている可能性も高い。

だからまず考えてほしいのが、「これは相手が自分で選びたいものか、それとも自分ではなかなか買わないものか」という線引きです。生活の土台になるもの(鍋、包丁、寝具など)は、本人のこだわりが強く、自分で選びたい人が多い。逆に「あったら嬉しいけれど、自分では後回しにしがちなもの」こそ、贈られて嬉しい領域です。

「相手の家にすでにありそうか」を具体的に見分ける

判断軸をもう少し実務的にしましょう。次の三つで考えると、被りをかなり減らせます。

ひとつめは「定番度」。テレビや雑誌でよく紹介される鉄板ギフトほど、他の人とも被りやすいと考えてください。有名すぎるものは、あえて外すくらいでちょうどいいことがあります。

ふたつめは「本人が語っていたか」。SNSや会話で「これ欲しい」「集めてる」と言っていたジャンルは、逆に自分で買い揃えている最中のことが多い。好きだからこそ、もう持っている確率が上がります。

みっつめは「新生活で優先度が高いか」。引っ越して真っ先に必要になる生活必需品は、結婚のタイミングで本人たちが用意済みのことが多いものです。少し優先度が下がる「余白の部分」に、贈りものの居場所があります。

完璧に見分けるのは難しく、ここは推測になります。それでも「定番すぎず、本人が集めていなくて、必需品でもない」の三つが重なるものを選べば、被りの確率はぐっと下がります。

出産祝いや引越し祝いと、結婚祝いはここが違う

同じお祝いでも、結婚祝いには結婚特有の視点があります。出産祝いは赤ちゃんという主役がいて、引越し祝いは家という器が主題になりがちですが、結婚祝いは「二人がこれから作る暮らし」そのものが対象です。

ここで気をつけたいのが、「二人だから」とペアものに寄せすぎないこと。ペアのマグやペアの箸は分かりやすい一方で、被りやすさの筆頭でもあります。しかも二人の好みが完全に一致しているとは限らず、片方だけが使うことも珍しくありません。

そこで提案したいのが、ペアより「良い単品」に寄せる考え方です。二人で共有できる一点、たとえば少し良い花器、質のいい木の器を一枚、雰囲気のあるランプなど。数を揃えるより、一つの質を上げるほうが「自分では買わなかった」という嬉しさにつながりやすく、被りにも強くなります。

友人だからこそ「聞ける」を武器にする

親しい友人であることは、実は最大の強みです。親戚や上司と違い、直接すり合わせやすい関係だからです。

遠回しでいいので、「新居に足りてないものある?」「食器って自分たちで揃えた?」と一度聞いてみる。全部を聞くと驚きがなくなるので、ジャンルだけ確認して、その中で何を贈るかは自分で決める、くらいがちょうどいいバランスです。

もし複数人でまとめて贈る場合は、幹事役が「うちはこの方向で」と決めて共有すると、友人同士の被りも防げます。予算を合わせて一点に集約すれば、単品でもしっかりしたものが選べて、結果的に印象に残ります。

それでも好みが読めないときは、色や柄で冒険しすぎないこと。無彩色や自然素材の色に寄せると、二人のどちらの好みにも溶け込みやすくなります。ここは失敗を減らす保険として覚えておくと安心です。

それでも迷うときの、最後の決め方

いくら考えても決めきれないときは、次の順番で絞ってみてください。

まず「これは他の誰かも贈りそうか」を自問し、イエスなら候補から外す。次に「本人が自分で買っていそうか」を考え、これもイエスなら外す。残ったものの中から、二人の新しい暮らしに一つだけ足すなら何か、で選ぶ。この三段階で、被りと外しをかなり避けられます。

それでも「実物を見ないと質感やサイズがわからない」という悩みは残ります。写真だと大きさや色味の印象がずれることがあり、結婚祝いのように長く使ってほしいものほど、手に取って確かめたいところです。

そんなときは、実物を見て選べる店で相談するのが近道です。わたしたちdecolleでも、「友人への結婚祝いで、被らない一点を」といったご相談をよく受けます。予算やお相手の暮らしぶりをうかがいながら一緒に選び、ラッピングまでその場で整えられます。押し売りはしませんので、迷いを言葉にする相手として使っていただければ十分です。

センスのいい結婚祝いは、高価なものでも珍しいものでもなく、「二人の暮らしをよく想像して選ばれた一点」です。相手の家を思い浮かべながら、あなたらしい一つを見つけてください。

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