新築祝いに観葉植物を贈る前に。相手の手間で選ぶコツ
新築祝いに観葉植物を贈りたいけれど、「相手が世話に困らないかな」「かえって手間をかけさせないかな」と迷っていませんか。この記事では、贈る側が気にすべき水やり・虫・置き場所という三つの手間を基準に、相手の負担になりにくい一鉢の選び方をお伝えします。
そもそも新築祝いに観葉植物は贈っていい?
結論から言うと、観葉植物は新築祝いに向いています。新しい部屋に緑があると空間がぐっと整いますし、家具や食器のように相手の好みとぶつかりにくいのも利点です。
ただし、注意点が一つあります。植物は「もらった瞬間に完成するもの」ではなく、その後ずっと相手が世話をし続けるものだということです。ここが食べものや消耗品との大きな違いで、贈る側の配慮のしどころでもあります。
だからこそ選ぶ基準は、見た目のおしゃれさや大きさよりも先に「相手がラクに付き合えるか」。以下では、負担になりやすい三つのポイントを順番に見ていきます。
手間その1 水やり頻度の少ないものを選ぶ
引っ越し直後は片付けや手続きで、相手はとにかく忙しい時期です。そこに「週に何度も水やりが必要な鉢」が届くと、正直に言えば負担になりかねません。
贈るなら、乾燥に強く水やりの間隔をあけられるタイプが安心です。サンスベリアやザミオクルカス、ポトスなどは、土が乾いてから水をあげる程度でも比較的しっかりしています。相手が数日家を空けても、すぐにぐったりしにくいのは大きな利点です。
逆に、こまめな管理が前提の植物や、湿度を高く保つ必要があるタイプは、相手が植物好きだと分かっている場合以外は避けたほうが無難です。「手をかけたい人には物足りない」こともありますが、相手の状況が読めないうちは、手間の少ない側に寄せておくと失敗が減ります。
手間その2 虫が出にくい状態で渡す
もらった植物に虫がわくと、せっかくの贈りものが一気に困りものになってしまいます。特に室内では、土に発生する小さなコバエのような虫が気になりやすいところです。
完全に防ぐ方法はありませんが、贈る前にできる配慮はあります。一つは、水はけのよい清潔な土に植わっているものを選ぶこと。もう一つは、土の表面を化粧砂や軽石で覆ってあるものだと、産卵されにくく見た目もすっきりします。
また、受け皿に水がたまりっぱなしになると虫や根腐れの原因になります。渡すときに「土が乾いてからの水やりで大丈夫です」「受け皿の水はためないでくださいね」と一言添えるだけでも、相手の安心感は変わります。手入れの前提知識がない相手ほど、この一言が効きます。
手間その3 置き場所を取らない大きさにする
新築とはいえ、置ける場所が無限にあるわけではありません。大きな鉢は見栄えがしますが、「置く場所がなくて困った」という声は意外と多いものです。
迷うなら、棚や窓辺、テーブルの端に置ける小〜中サイズが扱いやすいところ。相手が気に入って自分で大きいものを買い足すのは自由ですが、最初から大鉢を贈ると、置き場所を相手に強いることになります。
もう一つ見落としがちなのが、明るさの相性です。日当たりを必要とする植物を、日の入りにくい部屋に置くと弱ってしまいます。どんな部屋に飾るか分からないときは、耐陰性のある(暗めの場所でも比較的もつ)タイプを選んでおくと、置き場所を選ばず相手が困りにくくなります。
それでも迷うときの、最後の決め方
ここまで読んでも「相手の生活が読めない」と迷うことはあります。そんなときの絞り込み方を二つ。
一つ目は、手間の少なさを最優先にすること。水やり間隔が長く、暗めでもち、サイズが控えめ。この三つを満たすものなら、相手がどんな暮らし方でも大きく外しません。
二つ目は、鉢まわりまで含めて仕上げること。プラ鉢のままより、シンプルな鉢カバーやおしゃれな鉢に入っていると、届いてそのまま飾れて相手の手間がありません。土表面の処理や受け皿の有無まで整えておくと、贈りものとしての完成度がぐっと上がります。
うまく育たないケースもゼロではありません。相手の環境しだいで弱ることもあるので、「もし合わなかったら置き場所を変えてみて」と伝えられるくらいの、気楽な渡し方がちょうどいいと思います。
植物は、実物を見て葉の張りや鉢とのバランスを確かめてから選べると失敗が減ります。decolleでも植物や鉢まわりを見比べながら選べますし、贈る相手の暮らしに合わせてスタッフに相談してもらえれば、手間の少ない一鉢とラッピングまでご一緒に考えます。相手が気持ちよく飾れる形で、緑を届けてあげてください。